不登校の子がいる毎日で、私が見落としていたこと
「ママが笑顔だと、家庭も明るくなる」
この言葉、育児書やネットなどで目にしたことはないでしょうか。
私は度々見かけるのですが、以前は綺麗事にしか聞こえませんでした。
そんな事いわれても、そんな時間なんてない。
それが出来てれば、とっくにやってる。
子どもが不登校なのに、自分だけ楽しんでいいわけがない。
家事育児、仕事に追われる日々の中で、自分にかけるお金も時間もなく、
気がつけば「我慢すること」が当たり前になっていました。
さらに不登校の子どもと向き合う毎日は、
思っている以上に、親の心をすり減らします。
けれどあることがきっかけで、私は自分時間をつくるようになりました。
そして、私の笑顔が増えていくと、それに比例するように家族にも笑顔が増えました。
私が笑えなくなっていたことが、家の空気を一番重くしていたのです。
この記事では、
「自分の時間なんてない」と思っていた私が、
家の空気を取り戻す過程を綴っています。
もし今、
- 笑えていないかも
- 楽しいことがない
- 家族の関係が良くない
- ついイライラしてしまう
そう思っているのなら、まずはこの記事を読んでみて下さい。

自分時間がないと、家の空気は重くなる
自分の時間なんてない、と思い込んでいた
子どもが生まれてから、
私はずっと「自分のことは後回し」でした。
家事、育児、仕事。
やることは山ほどあって、 気がつけば一日が終わっている。
自分にかける時間もお金もまったくありませんでした。
特に、不登校が始まってからは、
“自分の時間”という言葉自体が、
どこか後ろめたく感じるようになりました。
子どもが苦しんでいるのに、自分だけ楽しんでいいのだろうか。
好きなことをする時間があるのなら、子どものために使うべきなんじゃないか。
「自分の時間がない」のではなく、
「自分に使っていい時間はない」と思い込んでいました。
そうやって、自分で自分にストッパーをかけていたのです。
余裕がなくなるほど、重くなる家の空気
不登校が始まったばかりの頃、戸惑いや不安が押し寄せ、育て方悪かったのかだろうかと自分を責める日々。
そして段々と、仕事でも状況が悪くなっていきました。

家でも、外でも、余裕を失っていた私は、ゲームや動画を見ている子どもの姿に、つい苛立ってしまう。
本当は、子どもを責めたいわけじゃない。
でも、心に余裕がないときの私は、小さなことにも引っかかり、つい強い言い方をしてしまう。
ため息が増えて、声のトーンが下がり、
家の中の空気は、 気づかないうちに重くなっていました。
今振り返ると、不登校そのものよりも、行き場を失っていた私のイライラが、家の空気を重くしていたのだと思います。
自分時間を作るなんて無理
出産する前までは、私にも趣味といえるものがありました。
けれど、子どもが生まれてからは、生活に追われ、テレビすら、子ども向けの番組ばかりになり、自分が好きだったものからは遠ざかっていく日々。
「ママが笑顔だと、家庭も明るくなる」
本やネットで、度々目にする言葉。
なんとなく理解はできるけれど、実践するのは難しい。
ふと流れてくる、SNSで楽しそうな人たちを見るたびに、「いいなぁ」と羨んでは、
「でもそんな時間ない」と画面を閉じていました。
こうした負のループを抜け出そうとして、「自分の時間を持とう」と決意したわけではありません。
ただ、ほんの些細なきっかけから、少しずつ自分の時間をつくるようになりました。
そして気づいたのです。
時間がなかったのではなく、私自身が「自分の時間」を後回しにしていただけだった、ということに。
”好きなことをする時間をつくる”という事が、自分のなかで優先順位が低かったのです。
けれど、好きなことを本気でやりたいと思った時—
「推しの配信があるから、夕飯を早めに終わらせる!」など、
やろうと思えば、10分、30分、時間を作れるようになりました。
時間は自分でつくるもの
よく聞く言葉ですが、まさにその通りだと感じた瞬間です。
子どもがくれた「私の好き」
きっかけは、娘の言葉
「ヒロアカ、面白いよ」
(ヒロアカ=僕のヒーローアカデミア)
娘がそう言ったのがきっかけでした。
最初はただ、子どもとの会話のネタになればと夕食の時に一緒にアニメを観始めました。
けれど次第に作品に引き込まれていき、声優さんへも興味が湧いてきて、今では私の推しになりました。
そして次に勧められたのが、
あんさんぶるスターズ!!Music
スマホのリズムゲームアプリです。
正直、「ゲームかぁ…」と乗り気ではありませんでした。
テレビすらまともに観る時間がないのに、ゲームなんて日々の生活の中で優先度が低かったからです。
けれど気乗りはしないものの、まずはやってみることにしました。
好きな声優さんが居たのも始めた理由のひとつでしたが、
これもまた、娘との会話のひとつになればと思ったのです。
ところが、もともとエンターテイメントが好きだった私は、すっかりあんスタの世界にハマってしまい…
いまでは仕事を始める10分前など、ちょっとした時間に楽しむようになっていきました。
好きな時間は、心に潤いをくれた
新しく”好きなもの”ができた。
それを楽しむために、無理矢理にでも時間を作るようになった。
でも、時間を作り出すことは苦痛ではありませんでした。
好きなことを楽しむ時間は、ただただ、幸せです。
疲れた心が、少し緩む。
気持ちが穏やかになる。
「明日も頑張ろう」と思える。
そして何より嬉しかったのは、そのきっかけが 娘だった ということ。
推しは被っていないし、好みも違う。
それでも、
「このアニメ面白いよね」
「この声いいよね」
そんな会話が、自然と家の中に増えていきました。
それだけで、以前の空気とはだいぶ変わっていたのを感じました。
好きなものがあるだけで、人は優しくなれる
私は、自分が笑えるようになってから、子どもへの接し方も変わっていきました。
心に潤いが生まれ、 気持ちが落ち着いて、人に優しくなれる。
それだけで、家の空気は、少しずつ変わっていく。
ふと、そのことに気がついた時
「ママが笑顔だと、家庭も明るくなる」
この言葉を思い出し、
あぁ、その通りだったんだ。もっと早く、無理矢理にでも時間を作るべきだった。
と感じました。
だって、自分が高熱で寝込んでいたら、他の人の看病なんてできないですよね。
まずは、自分を治さないと。
自分に優しくしてあげて、はじめて誰かに優しく出来る。
そういうことだったんだなと気づきました。

どうやって「自分の時間」をつくるのか
好きなことはあえて探さなくてもいい
「自分の時間をもとう」
と言われても、どうしていいかわからないですよね。
いきなり趣味を作ったり、「これが好き!」と胸を張れるものを探す必要はありません。
あとから
「これ、やってる時間好きだったな」
「気づいたら続いてたな」
そんなふうに、後追いで気づくことも多いのです。
私も一時期、「無趣味だなぁ…」と感じていました。
学生時代は、ディズニーランドに行くのが好きで、年間パスポートを持って、ショーやパレードを観に行っていました。
でも、子どもが生まれてからは生活に追われ、今の自分にとっては、時間もお金も現実的ではありません。
「好きなことを探さなくていい」と言われても、そもそも“好きなことをしている時間が何もない”そう感じている人も多いと思います。
それくらい、子育ては大変ですよね。
好きは、過去の自分の中に眠っていることもある
先にも書いたとおり、
私が新しい「好き」に出会ったきっかけは、娘の一言でした。
「ヒロアカ、面白いよ」
実はこの作品、連載当初にジャンプ本誌で数話だけ読んだことがあります。
そのときも「面白いな」とは思っていました。
でも、娘が生まれたばかりで、漫画を読む余裕なんてまったくなくて。
「そこに時間を使うくらいなら、1分でも寝たい」
そう思い、いつしかジャンプを手に取ることはなくなりました。
当時の私にとっては、漫画を読むことより、睡眠が優先度が高かったのでしょうね。
でも今、親になり、離婚を経験し、不登校の子どもと向き合っているこのタイミングだからこそ、ヒロアカの言葉や世界観が、深く刺さったのだと思います。
つまり、
新しく見つけた“好き”のようで、実はずっと自分の中にあったものだったのかもしれません。
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「楽しんでいい」と許可を出す
もしも、子どもが苦しんでいるのに、自分だけ楽しむのは…と躊躇しているのなら、まずはその呪いを解きましょう。
暗い顔で悩み続けている人に、「何か楽しいことをしてみたら?」と言われて、素直に
「よし、やってみようかな」と思えるでしょうか。
……たぶん、思えないですよね。
だからこそ、
まずは親が人生を楽しむことが大切なんだと思います。
親だって楽しんでいい。
自分の時間を持っていい。
そう、自分に許可を出してあげてください。
まとまった時間はいらない
私が取れた時間は、30分どころか、10分もない日ばかり。
- 洗濯を回している間
- 子どもがゲームしている横
- 仕事を始める10分前
「ちゃんとした時間」じゃなくていい。
“自分のために使った”
その感覚が、心を少し緩めてくれました。
書き出してみる
「じゃあ、具体的に何をすればいいの?」
そう思いますよね。
私がよくやっているのは、とにかく頭の中を書き出すことです。
頭の中だけで考えていると、ぐちゃぐちゃしてまとまりません。
でも、文字にすると不思議とスッキリします。
好きなこと、嫌いなこと、
イライラすること、大事にしていること。
なんでもOKです。
(気づけば買い物メモになっていることもあります)
私の場合
- ディスニーランドに行くのが好き
- ショーやパレード観るのが好き
- 文章を書くのが好き・本を読むのが好き
- 子どもとゲームしているのが好き
- チョコが好き
- コーヒーが好き
- 散らかっているのは嫌い
- 洗い物が嫌い
- 遅刻が嫌い
たった1〜2分でもこれだけ出てきます。
この中にヒントがあります。
例えば、
- 朝30分早く起きて、コーヒーを飲みながら読書
- お昼休憩に、コーヒーを飲みながらショーの動画を観る
- 休日は、子どもとゲームをして楽しむ
- 高級チョコを買ってひとりでこっそりとご褒美
たった数分でも、色々思いつきます。
「嫌い」を知ることも大切です。
私の場合、
服が脱ぎ散らかされているとき
ゴミが床に落ちているとき
仕事に遅刻したとき
これらが起きると、特にイライラします。
だから、娘の不登校で会社に遅刻したとき、あんなにイライラしていたんだ、と後から気づきました。
書き出してみると、自分の価値観が見えてくるのでとてもオススメです。
スマホのメモアプリでも大丈夫です。
重要なのは、脳の外に出すこと。
ぜひ一度、やってみてください。
最後に─まずは、あなたが安心して過ごせる時間を
好きなことは、派手じゃなくていい。
お金がかからなくてもいい。
「これ、好きだな」
そう思える時間が、少しあるだけでいい。
それは、子どもから逃げる時間じゃなくて、
一緒に生きていくための時間です。
今日、5分でもいい。
あなたの「好き」を、思い出してみてください。
ママが笑顔になれば、家庭も明るくなる
家庭が明るくなれば、家族が過ごしやすい家になる
家族が過ごしやすい家になれば、子どもも元気になる
もちろん、だからといって学校に通うようになるわけではありません。
ママが笑顔になったからといって、不登校が解決するわけではありません。
けれど、すくなくとも、子どもの居場所が家にできる。
家で元気を貯めることができれば、いつか、その子なりの一歩が見えてくるかもしれません。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
この記事が、誰かの心を追い詰めるのではなく、
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