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親が安定すると、家の空気も変わる──自分の時間を持つことの大切さ

「親が安定すると、家の空気も変わる ―不登校の子を支える“自分時間”の作り方―」の文字とともに、ソファに座りコーヒーを手に穏やかな笑顔を浮かべる女性。背景には観葉植物と本棚があり、窓から柔らかな光が差し込む明るい室内の水彩イラスト。
こはる

不登校の子どもと向き合う毎日は、想像以上に親の心と体を消耗させます。
「子どものために」と頑張るほど、自分のことは後回しになり、気づけば笑顔も余裕もなくなってしまう──

でも、ほんの少し「自分のための時間」を持つようになってから、家の空気は変わり始めました。
親が安定していることは、子どもの安心の土台です。

この記事を読むとわかること
  1. 親が安定することが、子どもに与える安心感
  2. 自分の時間を作るための具体的な工夫
  3. 好きなことをすることで生まれる親子の変化
  4. 今日から始められる“心の余白”の作り方

この記事では、私自身の体験を交えて、
「親が安定すると家の空気が変わる理由」と「そのための小さな習慣」についてお伝えします。

不登校対応に追われると「自分の時間」がなくなる

親の余裕がなくなると家の空気も張り詰める

不登校が始まると、親の頭の中は一日中「子どものこと」でいっぱいになります。
朝の様子、体調、表情、ゲームや動画の時間、食事、学習…。
気づけば自分の時間はゼロ。心も体も常に緊張状態です。

私もそうでした。
在宅勤務中、子どもに話しかけられて集中力が途切れる。
外線対応中に動画の音が聞こえ、相手に聞こえていないかヒヤヒヤする。
「学校に行けば給食があるのに、なぜ家で用意しなきゃいけないの?」と心の中でつぶやく…。

小さなストレスが積み重なり、笑顔は減り、ため息が増える。
家の空気が重くなると、子どもも安心できず、ますます居心地が悪くなってしまいます。

子どもは親の感情を敏感に感じ取る

子どもは、大人が思う以上に親の気持ちに敏感です。
イライラや疲れは、言葉にしなくても伝わります。

私も、急ぎの仕事やトラブル対応中に話しかけられ、つい面倒くさそうな声で返してしまったことがありました。
その時の子どもは「なんでもない」と言って戻ってしまい、後から「あ…やってしまった」と反省。

すぐに「ごめんね、今ちょっと手が離せないから、少し待っててね」と伝えに行くことで、子どもの不安や緊張は少し和らぎました。

ただでさえ、仕事は多くの人にとってストレスのかかるもの。
そこに、1日中家にいる子どもの世話やメンタルケアが加われば、想像以上の負荷になります。
振り返ってみると、私は本当にギリギリで踏ん張っていました。

子どもが笑顔でいるために。
まずは親であるあなたに、笑顔でいて欲しい。

親が安定するためにできる「自分時間」の作り方

1日数分から始める!自分のための習慣

いきなり大きな趣味や旅行を始める必要はありません。
朝のコーヒーをゆっくり飲む、好きな香りを楽しむ、音楽を流す──
1日5分でも自分だけの時間を持つと、気持ちがふっと軽くなります。

私は朝1時間早く起きて、コーヒーを淹れ、ハマっているゲームやアニメを楽しんだり、日記や文章を書いたりしました。(”書く”ことが好きなのです)

「朝活しなきゃ」ではなく、「◯◯したいから早く起きよう」と思うと自然に起きられるようになります。

家事の完璧さを手放して時間を生み出す

「ちゃんとやらなきゃ」を手放すことも大切です。

私は洗濯物をたたむことと食器洗いが苦手です。
だから、洗濯物は干してあるものから使ってたたむ回数を減らし、食器はワンプレートタイプのお皿を使用。掃除も気になった時だけ。
家事を手抜きではなく“工夫”と考えて、自分の負担を減らしました。

こうして生まれた時間は、休息や趣味に使います。
「時間がない」を言い訳にせず、5分でもいいから自分のための時間を捻出すること。

外出できない日もスッキリ!室内リフレッシュ法

外に出られない日もあります。
そんな日は、好きな本や漫画を読む、日記を書く、手芸や塗り絵など、家でできる楽しみを取り入れてみて。

私のおすすめは動物の動画。
子犬や子猫、子ウサギ…可愛い姿を見るだけで、たった5分でも癒やされます。

そして、その時に 数分間の換気 をするのがポイント。
暑くても寒くても、ほんの数分で構いません。
部屋の空気が入れ替わると、気持ちまでスッと軽くなり、まるで外に出たようなリフレッシュ効果があります

窓の外に向かって右手を伸ばし、そっと窓を開ける女性の後ろ姿。カーテンが外に向かって揺れ、観葉植物や本棚のある室内に朝の光と風が入り込んでいる。
カーテン越しに差し込む朝の光と、頬をなでるやさしい風。ほんの数分でも、心がふっと軽くなる瞬間。

好きなことをすることで変わる、親と子の関係

気持ちが軽くなり、自然な笑顔が増える

自分のために時間を使うことは、心の中に小さな“空きスペース”を作るようなものです。
この余白があることで、日々の小さなトラブルや子どもの言動に、過剰に反応しにくくなります。
「なんで今これをするの?」とイライラしていた場面も、「まあいいか」と受け流せるようになる。

そうした心の変化は、自然と表情や声色に表れます。
鏡を見たときに、ふと柔らかくなった自分の顔に気づくこともあるでしょう。
笑顔は作ろうとして作れるものではなく、心に少しの余裕があってこそ自然にあふれるものだと、私は実感しています。

子どもとの共通の楽しみが関係を深める(推し活体験談)

私が趣味の時間を持つようになった頃、子どもからふいに「ママ、最近楽しそうだね」と言われました。
その瞬間、胸がじんわりと温かくなったのを覚えています。
家の空気が少しずつやわらいでいくのを感じ、「ああ、こういうことなんだ」と腑に落ちました。

実は、私の笑顔が増えた理由のひとつは、【推し】ができたこと。

きっかけは娘でした。
娘がハマっていた【プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat.初音ミク】の企画で、【あんさんぶるスターズ!!】とのコラボが開催されました。

娘から「あんスタやって」とお願いされ、「話題のきっかけにもなるかな」と軽い気持ちで【あんさんぶるスターズ!!Music】を始めたのですが…まんまとハマってしまったのです(笑)。

一緒にイベントを楽しんだり、終わったあともゲームの話で盛り上がったり。
自分が楽しいだけでなく、娘との共通の話題が増え、自然と会話の回数も増えました。

子どもと同じことをして楽しむ時間は、関係を深めるきっかけにもなります。

ソファに並んで座り、横持ちのスマホを見ながら笑顔でゲームを楽しむ母と小学生くらいの娘。間にはお菓子とコーヒーが置かれた小さなテーブルがあり、明るい光が差し込むリビング。
「一緒に笑って、一緒に盛り上がる。推し活は親子の距離をぐっと近づけてくれる時間。笑顔の連鎖は、ここから生まれる。」

自分を大事にすることは、家族の安心の土台

「自分のため」は「子どものため」にもつながる

親が安定していることは、子どもの安心の土台です。
笑顔で接し、自分の感情をコントロールできることは、子どもを守るうえで欠かせない力です。

今日からできる“心の余白”リスト

  • 朝少し早く起きて好きな飲み物を味わう
  • 一人で散歩に出る
  • 癒し動画を観る
  • 1日1個、何かをあえてサボる
  • 趣味や推し活など、心がときめくことを取り入れる

まとめ──まずは、あなたが安心して過ごせる時間を

不登校の子どもを支える毎日は、想像以上に心も体もすり減ります。
「子どものために」と頑張るあまり、自分のことは後回し。
気づけば笑顔が減り、家の空気が重くなってしまう──そんな日々を送っていませんか。

私も同じでした。
でも、ほんの少しでも「自分のための時間」を持つようになってから、家の空気は変わり始めました。
好きなことをする時間は、わがままでも贅沢でもなく、家族を守るための大切な土台です。

今すぐ大きな変化を起こす必要はありません。
1日5分、コーヒーを味わうだけでも、散歩に出るだけでもいい。
その小さな余白が、あなたの心を少しずつ軽くし、子どもに安心を届けます。

あなたが笑顔でいられることは、子どもにとっても大きな安心です。
どうか今日から、自分の時間を持つことを、自分に許してあげてください。

あなたはもう十分、頑張っています。
「うまくいかない」と思う日があっても、その事実だけはどうか忘れないで下さいね。

ABOUT ME
管理人(こはる)
管理人(こはる)
実はせっかち管理人
小2と小6の子を持つ、シングルマザーです。 上の子は不登校3年目。親子でのんびり歩いています。 最近の楽しみは、子どもと一緒にアニメを観ること。上の子の影響で音ゲーにもハマりつつあります。 毎週金曜日更新。
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