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【体験談あり】夏休み明けに増える不登校|親が知っておきたい原因と対応

こはる

夏休み明けになると、「学校に行きたくない」と言い出す子が増える──そんな声を耳にすることは少なくありません。
わが家でも、小学3年の秋から不登校が始まりました。
4年生の一年間はほとんど学校に行けず、5年生になってから少しずつ登校できるようになりました。
けれど、その夏休み明けに再び「学校に行けない」となったのです。

この記事では、夏休み明けに不登校が増える理由をデータと体験談から解説し、親としてどう受け止めればいいのかを考えていきます。

この記事を読んでわかること
  1. 夏休み明けに不登校が増える理由と背景
  2. 実際の体験談から見える、親の気持ちとサポートのヒント
  3. 「課題の分離」を通じて、親の心がラクになる考え方方

「不登校の子を育てる親御さんへ。家に居場所をつくり笑顔を取り戻した体験から、ひとりじゃないと思える居場所を届けたいブログメッセージ」

夏休み明けに不登校が増えるのは本当?

文科省の統計にみる不登校の増加

文部科学省の調査によると、小中学生の不登校は年々増加傾向にあります。
その中でも「9月」「新学期開始直後」に不登校が始まるケースが目立つと報告されています。
これは決して珍しいことではなく、多くの子どもが同じタイミングで「学校に行けない」と感じているのです。

9月・新学期に不登校が始まりやすい理由

9月は夏休み明けの新学期、4月は進級・進学で環境が大きく変わる時期。
どちらも「学校生活への適応」を求められるため、不登校のきっかけになりやすいと考えられています。


子どもが夏休み明けに「学校に行けない」と感じる背景

長期休みで生活リズムが崩れる

夏休みは夜更かしや朝寝坊になりやすく、学校生活のリズムに戻るのが難しい子も少なくありません。

友人関係・学習の遅れがプレッシャーになる

休みの間にクラスの雰囲気が変わったり、宿題が終わっていなかったり。
「ついていけないかもしれない」という不安が子どもの心を重くします。

環境の変化に敏感な子どもの特性

新学期は席替えや担任の先生の変化など、環境の変化が多い時期。
変化に敏感な子にとっては大きなストレスになりやすいのです。


親の体験談|夏休み明けの不登校と向き合った気持ち

我が家のケース(小3から始まった不登校の経緯)

私の娘も、5年生の夏休み明けに「学校に行けない」と言いました。
3年生の秋に不登校が始まり、4年生はほとんど学校に行けませんでした。
5年生になり少しずつ登校できるようになったものの、夏休み明けにまた行けなくなったのです。

初めてのときのように「どうして?」と戸惑う気持ちはありませんでした。むしろ「やっぱりね」と思ったのを覚えています。
それでも、泣いて拒否する姿を前に、どう声をかけたらいいのか分からず、胸が締めつけられるような思いでした。

詳しくは前回の記事で初期の体験談を書いています。

あわせて読みたい
【第8話】夏休み明けに学校へ行けなかった日
【第8話】夏休み明けに学校へ行けなかった日

「うちだけじゃない」と思えた教育相談での経験

教育相談に通ったとき、他の親御さんの話を耳にしました。
「朝になるとお腹が痛いと言って動けない」
「夏休み明けから急に学校に行けなくなった」
──その言葉に、思わず胸が熱くなったのを覚えています。

それまでは「またうちだけかもしれない」と感じかけていましたが、同じように悩む家庭があると知ったことで「自分だけじゃない」と思えたのです。

さらに、文科省の統計や専門家の話を知ることで、
「不登校は特別なことではない。多くの子が同じように悩んでいる」
という事実に気づきました。

データは冷たい数字のように思えますが、ときには「うちの子だけじゃない」と背中を支えてくれる温かさを持っているのだと思います。


データと心理学から学ぶ親の対応のヒント

「特別なことではない」と理解する安心感

「夏休み明けに不登校が始まるのはよくあること」と知るだけでも、親としての孤独感は和らぎます。

「課題の分離」で親の心を軽くする考え方

アドラー心理学では「それは誰の課題かを分けて考えよう」として、これを「課題の分離」と呼びます。

たとえば「学校に行くかどうか」は、本来は子どもの課題
でも親はどうしても「行かせなきゃ」「このままで大丈夫?」と抱え込んでしまいますよね。

私もそうでした。
無理にでも登校させるのが親の役目だと思っていたんです。
でも実際にできるのは、「行かない」という子どもの気持ちを否定せずに受け止めて、家を安心できる場所にしてあげることでした。

課題の分離を意識すると、子どものことを全部背負わなくてもいいんだと思えるようになります。
「学校は子どもの課題。私は私の役割を果たせばいい」
そう考えるだけで、心に少し余裕が生まれました。


まとめ|夏休み明けの不登校に親ができるサポート

完璧を目指さず「できたこと」に目を向ける

登校できた日だけでなく、朝起きられた、家族と笑えた──そんな小さな一歩を認めることが大切です。

教育相談やフリースクールを活用する

一人で抱え込まず、教育相談やフリースクールなど外部の支援も活用しましょう。
親自身が安心できることが、子どもにとっても安心につながります。

私自身、市の教育相談にはとても助けられました。
仕事があると、休みを取るのも一苦労ですがパンクする前にぜひ一度、
利用していただくことをオススメいたします。

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実はせっかち管理人
小2と小6の子を持つ、シングルマザーです。 上の子は不登校3年目。親子でのんびり歩いています。 最近の楽しみは、子どもと一緒にアニメを観ること。上の子の影響で音ゲーにもハマりつつあります。 毎週金曜日更新。
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