シングルマザーが転職を決意した日|不登校と仕事の両立に限界を感じた私の選択
不登校の子どもを支えながら働く日々。
すべてが悪い方向に向かっている気がして、辛い思いをされていませんか。
娘の不登校と、職場での理解のなさ。
職場に自分の居場所がないように思えたあの頃。
私もそんなどん底にいました。
これは、逃げるようにではなく、“守るために動いた”シングルマザーの記録です。
環境を変えることで、少しずつ自分を取り戻せた私の体験をお話しします。


限界が来た日──「辞めたい」と思った私の本音
不登校と仕事の両立で心がすり減っていった
「もう無理だ」と思ったのは、不登校が始まってまもなく2年が経とうとしていた頃でした。
毎日のように早退・遅刻を繰り返し、上司との関係も悪化。
職場では居場所がなくなりつつありました。
「学校にいかなくてもいい」と思えた”あと”の現実
「学校に行かなくてもいい」
そう思えるようになったことで、肩の荷が少しラクになり、
以前ほど自分自身を追い詰めていくほどではありませんでした。
けれど、このまま働き続けることに限界を感じて
本気で今の会社を辞めることを決意。
思い切って転職活動を始めることにしました。

転職エージェントとの出会いで見えた“知らない道”
Dodaの対応は驚くほど迅速だった
登録したのがDodaの転職エージェント。
登録完了の30分後にはカウンセリング案内の電話がかかってきました。
翌日には、カウンセリング担当者からの予約確定のメールと、オンライン面談のURLが届きました。
そして、登録後から2日後には面談を実施。
その迅速な対応に、とても感激したのを覚えています。
「あなたにも仕事がある」で保てたメンタル
カウンセリング面談では、担当の方がとても丁寧に、今の悩みや希望条件を聞いてくれました。
「こういう仕事もありますよ」と紹介されたのは、今まで知らなかった職種でした。
ひとりで悩んでいたら、絶対にたどり着けなかった道。
今の自分に求人なんて無いと思っていたので、”仕事はある”と言ってもらえただけでも、心の安定剤になりました。
「一人じゃない」と思えた手厚いサポート
履歴書の書き方、条件の見直し、求人の選び方…
どれもマンツーマンで手厚くサポートしてくれて、**「私はひとりじゃない」**と思えた瞬間でした。
Dodaの転職エージェント。
丁寧な面談や、親身なサポートが心の支えになりました。
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面接に進めない現実と、シングルマザーの退職リスク
在宅・地域・現職条件—応募が絞られる理由
エージェントからは、たくさんの求人案内をいただきました。
しかし、私の条件が厳しすぎることもあって、応募したいと思える求人がそう多くないこともあり、なかなか面接には進めませんでした。
私は「在宅勤務」を強く希望していましたが、私の住む地域ではそうした企業が少なく、
応募できる求人は限られていきました。
また、今の会社が週に3〜4日は在宅勤務ができていた為、
働き方という点において、今の会社を上回る好条件の案件がなかったのです。
不登校の娘の為に、家にいられる今の会社で働き続けるか—
心の安定を求めるために、転職するか—
決断を迫られているようでした。
サポートを続けてくれるエージェント
それでも、エージェントは粘り強く提案を続けてくれました。
でも、気がつけば1ヶ月半──まだ面接にも行けていない。
通常、カウンセリングから転職まで2〜2.5ヶ月程度が目安と、
初回の面談時に聞いていました。
まだ1ヶ月半……もう1ヶ月半。
一度も面接に進めない状況に、焦りを感じ始めました。
転職活動に専念するために、退職という選択も視野に入れ始めていました。
そんな悩みや不安も、エージェントは話を聞いてくださり、
働き方について、親身に考えてくださりました。
無職の不安は”計算だけでは消えない”
「シングルマザーで、子どもを抱えながら無職になる」という選択は、
想像以上に重く、そして、怖かった。
貯金や失業手当から計算し、半年は無収入でもなんとかなる。
そう思っても、リスクが高く、踏み出せない。
もし半年で就職できなかったら?
もし病気になったら?子どもが入院したら?想定外の出費があったら?
心配・不安を考えればキリがない。
ハローワークも考えたけれど、平日に行く時間がない。
「休みたい」と上司に言うことができなかった。
職場の人間関係が追い討ちをかけた
在宅勤務が主流の部署だったため、上司と顔を合わせることは少なかったのですが、
月1回の会議で出社したときには、上司の冷たい態度が露骨でした。
・以前は一緒にお昼を食べていたのに、避けられている
・就業時間に「上がれますか?」と他のメンバーには声をかけていたのに、自分には一言もない
・メールやチャットでは辛辣な言葉
・グループチャットでの叱責
思い込みかもしれない。
けれど、「もう無理だ」と思いました。
気がつけば、私は会社のお荷物だと考えるようになっていました。
ついに、私は直属の上司のさらに上の上長に「最短で辞めさせてほしい」と伝えました。
リスクのことはあったけれど、それを取ってでも今の環境から逃げ出したかった。
そう思っての、決断でした。
上長は、私の話を最後まで聞いてくださり、
「少し、考えさせて欲しい」と言って、その日は終わりました。
それから数日は、転職活動を続けつつも、変わらない現状に焦りと不安が募る一方でした。
“異動”という予想外の提案──私が選んだ“もうひとつの道”
転職活動を始めてみえてきたこと
「辞めたい」そう伝えたものの、本当にしたいことは辞めることじゃない。
子どもと、自分の生活を壊さないために、今を変えることだった。
でもそれは、「辞める=逃げ」じゃなく、「守るための選択」だと、
ようやく自分に言い聞かせられるようになったのは、もう少しあとになってからのことです。
会社から見放されたと思っていた私に届いた言葉
数日後、課長と部長から呼ばれて面談。
そこで出されたのが、「異動」という提案でした。
会社のお荷物だと思い込んでいた私には、”異動”の選択肢は思いつきませんでした。
どうせ異動しても、また迷惑をかけることになる、そう思っていたからです。
でも――辞めなくていい選択肢があるのなら…
制度は”気兼ねなく使える設計”で意味を持つ
新しい部署は、今よりも業務負担が軽く、残業もほぼないとのこと。
在宅勤務も自由、フレックス制度も活用できる。
まさに、私が転職で求めていた条件が、今の会社に揃っていたのです。
今の部署でも、認めてもらっていたものの、都度都度上司への申請と許可が必要で、申請するたびに、関係が悪化していくような気がしていました。
そのため、会社として認められていた制度なのに、使う度に罪悪感が増していきました。
そのストレスがなくなるだけで、随分と負担が軽くなる気がしました。
私は、「ぜひお願いします」と、異動を受け入れました。
この時、”退職すること”をすぐに了承されなかったことが、
「この会社に必要な人間だ」と言ってもらえたような気にもなりました。
働き方を変えたら、心に余白が生まれた
子どもと過ごす朝に、落ち着きが戻ってきた
異動後は、自分を追い詰めることなく働いています。
不登校の子どもをひとり家に残して働くのは、やっぱり心がざわざわする。
でも、在宅勤務がメインになった今、
子どもの顔を見てから仕事を始められるだけで、気持ちの余裕がまったく違います。
「誰かに迷惑をかけているかもしれない」「また遅刻するかも」
そんな不安を抱えたまま過ごしていた毎日から、少しずつ解放されました。
働く場所よりも、「働き方」が人を変える
朝のバタバタに追われず、
子どもに「今日も家でゆっくりしてていいよ」と声をかけられること。
それだけで、心がスッと落ち着く瞬間があります。
会社を変えたわけではないのに、
働き方が変わるだけで、「生きる姿勢」まで変わったように思えました。
その選択を与えてくれた会社に、感謝しています。

読者へのメッセージ──動けないあなたへ
あなたの「変わりたい」を、大切にしてください
私が欲しかったのは、
「もっと給料の高い仕事」でも、「華やかなキャリア」でもなかった。
「安心して働ける環境」と
「子どもとの暮らしを大切にできる日々」
それが、私にとっての“幸せ”でした。
あの頃の私は、ずっと「頑張らなきゃ」と思っていた。
「ちゃんとしなきゃ」「もっと強くならなきゃ」って。
でも今なら言えます。
頑張り続けることだけが、正解じゃない。
一度立ち止まって、自分を守ることだって、立派な“選択”です。
心を守るために、動いていい
働き方を見直すこと。
環境を変えること。
その一歩を踏み出すことは、決して“逃げ”じゃない。
“自分と家族を守る勇気”です
どうか、今のあなたが感じている「しんどさ」も、「ためらい」も否定しないでください。
限界のその先に、“あなたの居場所”はきっとあります。
仕事を辞めたいあなたへ──エージェントを使うという選択肢
そしてもし、
今の会社を辞めたい、環境を変えたい──そう思っているのなら、
転職エージェントを活用することを、心からおすすめします。
面接のサポートや履歴書の添削、条件に合った求人の提案まで、
一人で悩みながら探すよりも、ずっと心強く、効率的に進められます。
私自身、エージェントと話す中で
「自分にも選択肢があるんだ」と思えたことが、大きな安心につながりました。
迷っているなら、まずは相談してみることから始めてみてください。
あなたの想いを、きちんと受け止めてくれる人が、きっと見つかります。
「辞めたい」と思うのは、弱さじゃない。
「変わりたい」と思うあなたの、強さです。
よろしければ、遠慮なくお問い合わせからご連絡ください。
些細なことでも結構です。
誰かに聞いて欲しい思いがあるのなら、ぜひ、ご活用ください。
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転職活動のサポートをしてくれたエージェントでしたが、
私の孤独感を軽くしてくれました。
このとき抱えていた後悔も、直接悩みを聞いてもらったわけじゃないけれど、
今を変えようと一緒に動いてもらえたことが、支えとなりました。
今の働き方が辛いなら、転職エージェントを活用してみてくださいね。


