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日常のひとコマから

シングルマザーが転職を決意した日|不登校と仕事の両立に限界を感じた私の選択

朝の柔らかな光の中でパソコンを開く女性。 不登校の子どもを支えながら働くシングルマザーが、転職を決意した日の静かな朝を表した写真。
こはる

不登校の子どもを支えながら働く日々。
すべてが悪い方向に向かっている気がして、辛い思いをされていませんか。

娘の不登校と、職場での理解のなさ。
職場に自分の居場所がないように思えたあの頃。
私もそんなどん底にいました。

これは、逃げるようにではなく、“守るために動いた”シングルマザーの記録です。
環境を変えることで、少しずつ自分を取り戻せた私の体験をお話しします。

前回の記事はこちらから
不登校の子を支えながら働く親へ|仕事との両立で限界を感じた私が気づいたこと
不登校の子を支えながら働く親へ|仕事との両立で限界を感じた私が気づいたこと
「不登校の子を育てる親御さんへ。家に居場所をつくり笑顔を取り戻した体験から、ひとりじゃないと思える居場所を届けたいブログメッセージ」

限界が来た日──「辞めたい」と思った私の本音

不登校と仕事の両立で心がすり減っていった

「もう無理だ」と思ったのは、不登校が始まってまもなく2年が経とうとしていた頃でした。
毎日のように早退・遅刻を繰り返し、上司との関係も悪化。
職場では居場所がなくなりつつありました。

「学校にいかなくてもいい」と思えた”あと”の現実


「学校に行かなくてもいい」
そう思えるようになったことで、肩の荷が少しラクになり、
以前ほど自分自身を追い詰めていくほどではありませんでした。

けれど、このまま働き続けることに限界を感じ
本気で今の会社を辞めることを決意。
思い切って転職活動を始めることにしました。

夜明け前の静かな部屋でパソコンを開く女性のイラスト。窓の外にはやわらかな朝焼けが差し込み、女性は横顔でうっすらと穏やかな笑みを浮かべている。淡い水彩タッチで描かれ、静かな決意と希望を感じさせる雰囲気。

転職エージェントとの出会いで見えた“知らない道”

Dodaの対応は驚くほど迅速だった

登録したのがDodaの転職エージェント
登録完了の30分後にはカウンセリング案内の電話がかかってきました。
翌日には、カウンセリング担当者からの予約確定のメールと、オンライン面談のURLが届きました。
そして、登録後から2日後には面談を実施。

その迅速な対応に、とても感激したのを覚えています。

「あなたにも仕事がある」で保てたメンタル

カウンセリング面談では、担当の方がとても丁寧に、今の悩みや希望条件を聞いてくれました。

「こういう仕事もありますよ」と紹介されたのは、今まで知らなかった職種でした。
ひとりで悩んでいたら、絶対にたどり着けなかった道。
今の自分に求人なんて無いと思っていたので、”仕事はある”と言ってもらえただけでも、心の安定剤になりました。

「一人じゃない」と思えた手厚いサポート

履歴書の書き方、条件の見直し、求人の選び方…
どれもマンツーマンで手厚くサポートしてくれて、**「私はひとりじゃない」**と思えた瞬間でした。

私が利用した転職エージェントはこちら

Dodaの転職エージェント。
丁寧な面談や、親身なサポートが心の支えになりました。
👉 Dodaの公式サイトはこちら

面接に進めない現実と、シングルマザーの退職リスク

在宅・地域・現職条件—応募が絞られる理由

エージェントからは、たくさんの求人案内をいただきました。
しかし、私の条件が厳しすぎることもあって、応募したいと思える求人がそう多くないこともあり、なかなか面接には進めませんでした。

私は「在宅勤務」を強く希望していましたが、私の住む地域ではそうした企業が少なく、
応募できる求人は限られていきました。

また、今の会社が週に3〜4日は在宅勤務ができていた為、
働き方という点において、今の会社を上回る好条件の案件がなかったのです。

不登校の娘の為に、家にいられる今の会社で働き続けるか—
心の安定を求めるために、転職するか—

決断を迫られているようでした。

サポートを続けてくれるエージェント

それでも、エージェントは粘り強く提案を続けてくれました。
でも、気がつけば1ヶ月半──まだ面接にも行けていない。

通常、カウンセリングから転職まで2〜2.5ヶ月程度が目安と、
初回の面談時に聞いていました。

まだ1ヶ月半……もう1ヶ月半。
一度も面接に進めない状況に、焦りを感じ始めました。
転職活動に専念するために、退職という選択も視野に入れ始めていました。

そんな悩みや不安も、エージェントは話を聞いてくださり、
働き方について、親身に考えてくださりました。

無職の不安は”計算だけでは消えない”

「シングルマザーで、子どもを抱えながら無職になる」という選択は、
想像以上に重く、そして、怖かった。

貯金や失業手当から計算し、半年は無収入でもなんとかなる。
そう思っても、リスクが高く、踏み出せない。

もし半年で就職できなかったら?
もし病気になったら?子どもが入院したら?想定外の出費があったら?
心配・不安を考えればキリがない。

ハローワークも考えたけれど、平日に行く時間がない。
「休みたい」と上司に言うことができなかった。

職場の人間関係が追い討ちをかけた

在宅勤務が主流の部署だったため、上司と顔を合わせることは少なかったのですが、
月1回の会議で出社したときには、上司の冷たい態度が露骨でした。

・以前は一緒にお昼を食べていたのに、避けられている
・就業時間に「上がれますか?」と他のメンバーには声をかけていたのに、自分には一言もない
・メールやチャットでは辛辣な言葉
・グループチャットでの叱責

思い込みかもしれない。
けれど、「もう無理だ」と思いました。
気がつけば、私は会社のお荷物だと考えるようになっていました。

ついに、私は直属の上司のさらに上の上長に「最短で辞めさせてほしい」と伝えました。
リスクのことはあったけれど、それを取ってでも今の環境から逃げ出したかった。
そう思っての、決断でした。

上長は、私の話を最後まで聞いてくださり、
「少し、考えさせて欲しい」と言って、その日は終わりました。

それから数日は、転職活動を続けつつも、変わらない現状に焦りと不安が募る一方でした。

異動”という予想外の提案──私が選んだ“もうひとつの道”

転職活動を始めてみえてきたこと

「辞めたい」そう伝えたものの、本当にしたいことは辞めることじゃない。


子どもと、自分の生活を壊さないために、今を変えることだった。

でもそれは、「辞める=逃げ」じゃなく、「守るための選択」だと、
ようやく自分に言い聞かせられるようになったのは、もう少しあとになってからのことです。

会社から見放されたと思っていた私に届いた言葉

数日後、課長と部長から呼ばれて面談。
そこで出されたのが、「異動」という提案でした。

会社のお荷物だと思い込んでいた私には、”異動”の選択肢は思いつきませんでした。
どうせ異動しても、また迷惑をかけることになる、そう思っていたからです。

でも――辞めなくていい選択肢があるのなら…

制度は”気兼ねなく使える設計”で意味を持つ

新しい部署は、今よりも業務負担が軽く、残業もほぼないとのこと。
在宅勤務も自由、フレックス制度も活用できる。
まさに、私が転職で求めていた条件が、今の会社に揃っていたのです。

今の部署でも、認めてもらっていたものの、都度都度上司への申請と許可が必要で、申請するたびに、関係が悪化していくような気がしていました。
そのため、会社として認められていた制度なのに、使う度に罪悪感が増していきました。

そのストレスがなくなるだけで、随分と負担が軽くなる気がしました。

私は、「ぜひお願いします」と、異動を受け入れました。

この時、”退職すること”をすぐに了承されなかったことが、
「この会社に必要な人間だ」と言ってもらえたような気にもなりました。

働き方を変えたら、心に余白が生まれた

子どもと過ごす朝に、落ち着きが戻ってきた

異動後は、自分を追い詰めることなく働いています。

不登校の子どもをひとり家に残して働くのは、やっぱり心がざわざわする。
でも、在宅勤務がメインになった今、
子どもの顔を見てから仕事を始められるだけで、気持ちの余裕がまったく違います。

「誰かに迷惑をかけているかもしれない」「また遅刻するかも」
そんな不安を抱えたまま過ごしていた毎日から、少しずつ解放されました。

働く場所よりも、「働き方」が人を変える

朝のバタバタに追われず、
子どもに「今日も家でゆっくりしてていいよ」と声をかけられること。
それだけで、心がスッと落ち着く瞬間があります。

会社を変えたわけではないのに、
働き方が変わるだけで、「生きる姿勢」まで変わったように思えました。

その選択を与えてくれた会社に、感謝しています。

読者へのメッセージ──動けないあなたへ

あなたの「変わりたい」を、大切にしてください

私が欲しかったのは、
「もっと給料の高い仕事」でも、「華やかなキャリア」でもなかった。

「安心して働ける環境」と
「子どもとの暮らしを大切にできる日々」

それが、私にとっての“幸せ”でした。

あの頃の私は、ずっと「頑張らなきゃ」と思っていた。
「ちゃんとしなきゃ」「もっと強くならなきゃ」って。
でも今なら言えます。

頑張り続けることだけが、正解じゃない。
一度立ち止まって、自分を守ることだって、立派な“選択”です。

心を守るために、動いていい

働き方を見直すこと。
環境を変えること。


その一歩を踏み出すことは、決して“逃げ”じゃない。
“自分と家族を守る勇気”です

どうか、今のあなたが感じている「しんどさ」も、「ためらい」も否定しないでください。
限界のその先に、“あなたの居場所”はきっとあります。

仕事を辞めたいあなたへ──エージェントを使うという選択肢

そしてもし、
今の会社を辞めたい、環境を変えたい──そう思っているのなら、
転職エージェントを活用することを、心からおすすめします。

面接のサポートや履歴書の添削、条件に合った求人の提案まで、
一人で悩みながら探すよりも、ずっと心強く、効率的に進められます。

私自身、エージェントと話す中で
「自分にも選択肢があるんだ」と思えたことが、大きな安心につながりました。

迷っているなら、まずは相談してみることから始めてみてください。
あなたの想いを、きちんと受け止めてくれる人が、きっと見つかります。

「辞めたい」と思うのは、弱さじゃない。
「変わりたい」と思うあなたの、強さです。

よろしければ、遠慮なくお問い合わせからご連絡ください。
些細なことでも結構です。
誰かに聞いて欲しい思いがあるのなら、ぜひ、ご活用ください。

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転職活動のサポートをしてくれたエージェントでしたが、
私の孤独感を軽くしてくれました。

このとき抱えていた後悔も、直接悩みを聞いてもらったわけじゃないけれど、
今を変えようと一緒に動いてもらえたことが、支えとなりました。

今の働き方が辛いなら、転職エージェントを活用してみてくださいね。

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実はせっかち管理人
小2と小6の子を持つ、シングルマザーです。 上の子は不登校3年目。親子でのんびり歩いています。 最近の楽しみは、子どもと一緒にアニメを観ること。上の子の影響で音ゲーにもハマりつつあります。 毎週金曜日更新。
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